各疾患(分野)における知識をまとめております。新人セラピストは適切な評価に基づき、運動介入時のリスク管理において失敗を減らす。さらに新人を指導する立場にある中堅者セラピストは忘れかけていた内容を思い出すツールとなる。以上により 新人と指導者において共通認識を持ちながら、臨床思考を深めることを目標としております。

リハビリテーションと栄養

今回、栄養について、特にアルブミン(Alb)を中心に話を進めていきます。

 

          

リハビリテーションと栄養

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日本でも言われてはいますが、アメリカでは理学療法士が栄養や食事にまで目を向けて管理することがスタンダードになっている様ですね。

 

 

          

栄養の指標

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Albは栄養指標として良く用いられますが、決してアルブミン≠栄養指標ではありません!

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Albは体液状態によって変化するため、炎症が生じている場合数値が低下します。

サイトカインがAlb合成を阻害するためのようです。

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すなわち、CRPが正常値の時、初めて栄養指標として成り立ちます。

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がん患者さんを対応する場合、以下のように分類分けをしてリハビリ負荷を調節していきます。

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リハビリテーションの進め方

 

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低栄養状態であると判断した場合、3METs=歩行の負荷を超えないように調整していきます。

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低栄養によって、筋肉量が減少するだけでなく、内臓、免疫能へ障害をきたす場合があります。

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