けいれんへの対応
けいれんとてんかん発作の違いは?
けいれんの原因
てんかん発作の病態
リハビリテーション介入時に発見したら発見後の対応、報告すべき点
けいれんの原因は次のように整理できます。
①脳の器質的な障害によるもの
特発性てんかん、潜在性てんかん、症候性てんかんに分類されます
②全身性疾患によるもの
③末梢神経・筋の異常によるもの
⇒局所の神経・筋の異常
心因性
てんかん発作の病態・分類について整理します。
特徴を念頭に置き、発作時の観察ポイントとすることが重要と考えます。
また、てんかん重積発作は発作がある程度の長さ以上続くか(おおむね30分以上)、または短い時間でも反復し、その間の意識の回復がないものをさします。
全般強直一間代発作 が頻回に見られ、痙攣終了後意識回復前に次の大発作が生じます。
その致命率は10~20%で最も早期の緊急処置を要します。
続いて、けいれんを発見した時にどのように対処すればよいか整理します。
以下のフローチャートに沿って説明します。
けいれん発作でも緊急性が高く、医師への報告が特に必要となるポイントを提示します。
けいれんを認めたら、まずは落ち着いて安全確保し、ABCに留意しましょう。
現症の報告は認められた所見を時系列で伝えることが望ましいです。